(記事作成:2012年02月17日、全面見直し:2026年09月16日)
事件の概要
| No | 項目 | 内容 |
| 1 | 発生日時 | |
| 2 | 場所 | 2012年02月14日 白骨遺体を発見 |
| 3 | 被害者 | 静岡市葵区七間町の閉店したパチンコ店「銀座会館七間町店」の2階倉庫 |
| 4 | 関係者 | 現場のパチンコ店の2階の寮に住み込みで働いていた女性従業員(26) |
| 5 | 概要 | 被害者と離婚した元夫(37) |
| 2012年02月14日に静岡市葵区七間町の閉店したパチンコ店を解体しようと現地を下見した作業員が店舗2階の倉庫で白骨遺体を発見した事件です。捜査の結果、12年前の2000年4月に行方不明となった住み込みで働く女性従業員の遺体である事が判明。同時に遺体の女性従業員の元夫を死体遺棄容疑者と断定しました。しかし、容疑者は2000年5月に病死しています。なぜ遺体が12年間倉庫から発見されなかったのか?謎ですね。 |
時系列
| 1999年 | 二人は現場2階の従業員寮に入居して働いていた。 | ||
| 2000年 | 2月 | 二人が離婚 | |
| 4月上旬 | 容疑者と女性従業員(26)が行方不明となる。(被害者) | ||
| 5月 | 容疑者の元夫(37)が病死 | ||
| 2011年 | 12/17 | 現場のパチンコ店が営業終了 | |
| 12/19 | 現場のパチンコ店が閉店 | ||
| 2012年 | 1月上旬 | 5人の従業員がこの時期まで現場に住んでいた。 | |
| 2/14 | 14:00頃 | 解体の下見中に作業員が白骨遺体を発見、通報 | |
| 3/13 | 静岡県警が遺体の身元と容疑者を発表、容疑者は遺体の元夫で既に病死している。 | ||
報道情報
| 2012年2月17日まで | 2月14日午後2時ごろ、静岡市葵区七間町の閉店したパチンコ店「銀座会館七間町店」の2階倉庫から白骨化した遺体が発見される事件が起きている。 |
| 県警によると、鑑定の結果、遺体は30~55歳の女性で、身長152~162センチ、死後3年以上経過しているとのこと。 | |
| 県警は死体遺棄事件と断定して捜査を開始した。 | |
| 捜査本部によると、パチンコ店は、昨年12月17日で営業を終了し、同19日に閉店したとの事。 現在、解体作業を進めているとのこと。 | |
| 今月14日に、解体の下見にきていた複数の男性作業員が、裏口から階段を上がり、2階倉庫にあった衣装ケースを開けたところ、「人骨のようなものを発見した」として静岡中央署に通報したとの事。 | |
| 衣装ケースはふた付きで、長さ1メートル、高さ、幅0・5メートルのプラスチック製。毛布にくるまれ、ひもで縛られた状態だったとのこと。 | |
| 発見当時、パチンコ店の裏口はシャッターが閉まった状態だったが、カギはかかっていなかったとのこと。 | |
| パチンコ店は3階建てで、1階がホール、2階は、従業員用の居住スペースと倉庫部屋が計約10室あり、3階はボイラー室との事。 | |
| 営業終了後、1月上旬まで5人の元従業員が住んでいたとのこと。 | |
| 捜査本部によると、遺体は腐敗が進み、白骨化していた。目立った外傷はない上、遺留品などは現時点では見つかっていないとのこと。 | |
| 2012年2月22日まで | 静岡市葵区七間町の閉店したパチンコ店の倉庫で女性の白骨化した遺体が見つかった死体遺棄事件で、過去10年間で、辞職した社員や派遣会社社員も含め、同店舗に勤務した従業員は計30人程度にのぼることが21日分かった。 市内にある他店舗従業員を合わせると計約300人になるとのこと。 |
| 県警は、捜査本部内にフリーダイヤルを設置。30~55歳、身長152~162センチの女性被害者や犯人、事件に関する情報提供を呼びかけている。フリーダイアル0120・110・327まで。 | |
| パチンコ店を閉店し解体する前、当時の店長が住み込みの従業員に「部屋に残したものは廃材として処分する」と通知していたことが20日分かったとのこと。 | |
| 犯人が、何らかの理由で通知を把握し、解体時のどさくさに紛れ遺体が処分されることを狙った可能性もあるとのこと。 | |
| 経営会社「三京」(同区)によると「遺体のあった2階への関係者以外の立ち入りを禁止していた」とのこと。一般の人が入りづらい場所に遺体があったことになる。 県警によると、遺体は従業員寮のある元パチンコ店の2階倉庫にあった。保冷剤や消臭剤の入ったプラスチックの箱に収められ、発見を遅らそうとしていたとみられる。 | |
| 同社によると、元パチンコ店は1980年に営業を開始。以来、2階の倉庫を含め内部を改修していない。事件については、「遺体の入った箱を見たという情報は聞いたことがない」とのこと。 | |
| 2012年3月13日まで | 静岡市葵区七間町の元パチンコ店で2月、白骨化した遺体が見つかった死体遺棄事件で、静岡県警は13日、遺体の身元は00年4月に行方不明になった住み込みの元従業員、女性(当時26歳)で、容疑者は同5月に病死した元夫(同37歳)だと発表したとの事。女性の死因解明は困難で、同罪の公訴時効(3年)も経過しており、捜査を終える方針とのこと。 |
| 県警によると、2人は99年に同店2階の従業員寮に入居し働いていたとのこと。00年2月ごろ離婚し同4月上旬、理由を告げず2人とも姿を見せなくなったとのこと。 | |
| 女性の遺体が入っていた箱に「開けないでください」と書かれたメモがあり、元夫の指紋が検出されたことから容疑者と断定したとの事 |
捜査の終結
| 被害者の遺体が遺棄された死体遺棄容疑について、遺体の身元が2000年4月に行方不明になった住み込みの元従業員、女性(当時26歳)で、容疑者を元夫(37)と発表した。 |
| 死体遺棄罪の公訴時効が3年で、既にこれを過ぎている事から捜査を終了した。 |
補足
公訴時効とは、犯罪行為が終わってから一定の期間が過ぎると、検察官が容疑者を起訴できなくなる制度のこと。
この事件では、容疑者を2000年5月に病死した元夫と断定しているので、少なくとも遺棄は病死した2000年5月には完了していたとみられます。
ASKAの感想と考察
この死体遺棄事件自体については、被害者、容疑者が既に死亡していて、捜査も終結の為、報道されている情報以上の事はわかりません。
なので、考えるのは
なぜ遺体は約12年間発見されなかったのか?
| ※以下は、確認された事実ではなく、報道された情報をもとにしたASKAの推測です。 |
1)失踪直後
当時、女性の失踪がどのように扱われていたのかは、今回の記事だけでは分かりません。
ただし、発見されなかった理由は、この失踪とは別にあると思います。
県警の発表内容からすると、女性の失踪と遺体の遺棄は極めて近接した時期に起き、遺体は長期間その倉庫にあったと思われます。
しかも、容疑者は異臭対策として保冷剤や消臭剤なども箱の中に入れています。
しかし、腐敗や臭気による発見を遅らせる意図があった可能性はあるが、どの程度の期間を想定していたのかは分かりません。
話を元に戻して、遺体の箱が発見されなかった理由はそこが「倉庫」だったからではないだろうか?
もし、従業員の住居スペースなら、次に入居した従業員によって、箱が発見されて中身が確認されていると思います。
当時、二人の失踪がどのように受け止められ、どの程度捜索されたのかは報道情報からは分かりませんが、その後の時間の経過とともに、二人の失踪と倉庫内の箱との関連が誰にも認識されないままになった可能性がありますね。
倉庫内の物品について、誰がどの程度把握・管理していたのかがポイントですね。
2)その後も発見されなかった理由
ここも推測になりますが、倉庫という性質上、居住スペースや店舗の客が出入りする場所に比べて、箱の一つ一つが頻繁に確認されなかった可能性はあると思います。
誰も詳細を把握していないまま、整理や廃棄、棚卸しなどの機会があったとしても、見逃されて、放置されてしまったのだと推測しています。
異臭についても初期の腐敗臭を何らかの方法で乗り切れば、その後は臭気が原因で発見される可能性が下がったのだと思いますね。
まとめ
人が何人も住むパチンコ店の倉庫に遺体が放置されたまま約12年も発見されなかった。
それ自体が驚きですが、複数の偶然が重なった結果なのか、それとも倉庫という場所の性質や物品管理上の問題が重なった結果なのか、判断は難しいですね。
一般論として、「長期間使われていない物置・倉庫は管理上の死角になり得る」と言う事ですね。
そういえば、会社の倉庫や冷凍庫に遺体を隠す事件って時々ありますね。
大掃除は真面目にやらないといけませんね。

コメント
***旧ASKAの事件簿にいただいたコメントです***
静岡市葵区七間町の閉店したパチンコ店の倉庫で女性の白骨化した遺体が見つかった死体遺棄事件で、過去10年間で、辞職した社員や派遣会社社員も含め、同店舗に勤務した従業員は計30人程度にのぼることが21日分かったらしい。
市内にある他店舗従業員を合わせると計約300人になるらしい。
県警は、捜査本部内にフリーダイヤルを設置。30~55歳、身長152~162センチの女性被害者や犯人、事件に関する情報提供を呼びかけている。フリーダイアル0120・110・327まで。
捜査は難航しているようですが、手がかりは十分ありますし、急展開もあると思います。
投稿: ASKA | 2012/02/22 20:49
パチンコ店を閉店し解体する前、当時の店長が住み込みの従業員に「部屋に残したものは廃材として処分する」と通知していたことが20日分かったらしい。
犯人が、何らかの理由で通知を把握し、解体時のどさくさに紛れ遺体が処分されることを狙った可能性もありそうです。
経営会社「三京」(同区)が17日、取材に応じ「遺体のあった2階への関係者以外の立ち入りを禁止していた」と述べた。一般の人が入りづらい場所に遺体があったことになるようだ。
県警によると、遺体は従業員寮のある元パチンコ店の2階倉庫にあった。保冷剤や消臭剤の入ったプラスチックの箱に収められ、発見を遅らそうとしていたとみられる。
同社によると、元パチンコ店は1980年に営業を開始。以来、2階の倉庫を含め内部を改修していない。事件については、「遺体の入った箱を見たという情報は聞いたことがない」らしい。
投稿: ASKA | 2012/02/22 20:55
静岡市葵区七間町の元パチンコ店で2月、白骨化した遺体が見つかった死体遺棄事件で、静岡県警は13日、遺体の身元は00年4月に行方不明になった住み込みの元従業員、女性(当時26歳)で、容疑者は同5月に病死した元夫(同37歳)だと発表したとの事。女性の死因解明は困難で、同罪の公訴時効(3年)も経過しており、捜査を終える方針らしい。
県警によると、2人は99年に同店2階の従業員寮に入居し働いていたらしい。00年2月ごろ離婚し同4月上旬、理由を告げず2人とも姿を見せなくなった。女性の遺体が入っていた箱に「開けないでください」と書かれたメモがあり、元夫の指紋が検出されたことから容疑者と断定したとの事
しかし、失踪と死亡が同じ時期なら4月から遺体は放置されていた事になるけど・・・誰も異臭に気づかなかったのかな?夏場なんてかなり強烈だったと思うけどな・・・それをごまかす人は5月に死亡しているなら、消臭剤や芳香剤でごまかす事はできなかったと思うけど・・・
投稿: ASKA | 2012/03/13 21:30
哀しい流れ者の末路みたいですな
投稿: オムライス | 2025/06/26 20:16
***ここまで***