京都除霊殺人事件(悪霊が取り憑いているのはどちらだ)

(記事作成):2010年07月30日、全面見直し:2026年06月11日)

事件の概要

No項目内容
1発生日時
2場所2010年07月28日
0:00から除霊と称して暴行開始
2:30頃 119番通報
3被害者京都市上京区東堀川通下長者町下ル三町目のマンションの被害者Nさん宅
4関係者妹女性Nさん(59)、容疑者2名とは兄弟
5概要弟男性S(55:京都市北区)と姉女性E(62:京都市右京区)は被害者と兄弟。
どういった経緯で被害者の除霊をこの姉弟が行う事になったのかが不明ですが、それぞれ別々に暮らしていた、弟と姉が、被害者宅に集結してNさんにマッサージをしていたところ、被害者が男の話し方をするので、男の霊(悪霊)が取り付いているとして、深夜から除霊と称して、被害者の全身をフライパンなどで殴り死亡させた事件。

時系列

2010年7/280:00頃被害者女性Nさん(59)宅で除霊と称して暴行を開始
2:30頃119番通報
その後弟男性K(55)と姉女性E(62)を殺人容疑で逮捕
その後搬送先の病院で死亡
11/16姉は心神耗弱弟は心神喪失状態だった為、不起訴
京都地裁は2人の鑑定入院を命じた。

報道情報

2010年7月30日まで7月28日午前2時半ごろ、京都市上京区東堀川通下長者町下ル三町目、無職、女性N(59)方から「悪霊を追い出すため姉を殴ったりけったりした」と119番通報する事件が起きている。
救急隊が駆け付けると、ベッドに倒れた女性Nの全身に殴られた跡があり、病院で死亡が確認された。
通報した弟で無職の男性K容疑者(55)=同市北区=が警察官に、姉で無職の女性E容疑者(62)=同市右京区=の指示で「全身をフライパンなどでたたいた」と話したため、府警上京署は2人を殺人容疑で逮捕したとの事。
同署によると、姉弟は28日午前0時ごろから、Nさん方で「病弱なのは体の中に霊がいるからだ」というE容疑者の話に従い、K容疑者がNさんをたたいたとのこと。
姉弟は「(Nさんが)男の話し方をするので男の霊が取りついていると思った。除霊の方法はテレビで見た」と話しているとのこと。
同署などによると、Nさんは1人暮らし。2人は「自分たちは霊感が強く、Nさんは3日前から訳の分からないことを言っていた。自分たちで霊を追い払おうと思った」と供述しているとのこと。
最初はNさんをマッサージするなどしていたが、途中からK容疑者が殴り、E容疑者が祈っていたところ、Nさんがぐったりしたため、通報したという。
2010年11月16日まで京都市のマンションで7月、無職の女性=当時(59)=を「除霊」と称しフライパンなどで殴り、殺害したとして殺人容疑で逮捕された女性の姉(62)と弟(56)について、京都地検は16日、事件当時に姉は心神耗弱弟は心神喪失状態だったため刑事責任を問えないとして、不起訴処分としたとのこと。
心神喪失者等医療観察法に基づく地検の申し立てを受け、京都地裁は16日、2人の鑑定入院を命じたとのこと。

ASKAの感想と考察

除霊の結果、誰かが死亡すると言うのは時々ある事件なのですが、ちょっとこの事件は色々と怖い気がします。
事件の切っ掛けは、59歳の被害者が「3日前からおかしな事を言っていた」その詳細は分かりませんが「男の話方をする」ので男の霊がとりついていると判断。
でその判断をしたのが、加害者である弟(55)と姉(62)で、自分達は霊感が強いと認識している。

その一方でこの弟と姉は弟(心神喪失状態)、姉(心身耗弱状態)だったと言う事なんですよね。

もしかすると、「3日前から被害者がおかしな事を言っている」事自体がこの弟と姉の誤認だったのではないか?と言う可能性もあるわけです。

でおそらく、霊感が強い自分達なら、被害者に取り付いた男の霊を除霊する事ができるはずだと考えた。「除霊の方法はテレビで見て知っている」と言う根拠の無い情報によって行われた、除霊なんですよね。

昭和の時代に、オカルト番組の定番だった、除霊を取り扱ったテレビ番組が最近ではほとんど見なくなったのは、こんな事件が本当に起きてしまうからなのかもしれませんね。

とりあえず、ツッコミみどころとしては2点かな。
1)霊感が強いと言う根拠とか裏付けは何か?
2)テレビの内容を全く疑わないのは、純真無垢と言う事なのか?

1)の自称、霊感が強いと言う人は少し距離を取った方が良いかもしれませんね。
2)については、テレビ番組だからと言う事では無く、例えば、アニメや漫画、雑誌だったり、今なら生成AIなどにも置き換えができるわけです。
なので、世間に流れている情報を全く疑わないような人も要注意ですね。

この事件で一番怖いのが、それが身内だったと言う事です。
本来なら仲の良い兄弟だったかもしれません。そりゃあ被害者だって無防備になると思います。
言葉遣いも、59歳で兄弟相手なら「ワシ」とか、「オレ」とか言っていたかもしれません。
それが、さっきまでマッサージしてくれいたのが、いきなりフライパンで殴られるとか、被害者は何が起きていたのか分からない状態だったんじゃないかな?

もしかすると、被害者は加害者側の方にこそ、悪霊が取り憑いていると思って死んでいったのかもしれませんよね。

防ぐ方法が思いつかないけど、とにかく、身内に対しても冷静に客観的に分析する目は持つ必要があると言う事だと思います。

亡くなった女性のご冥福をお祈りします。

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