福岡市西区能古島女性バラバラ事件その11(遺体は何処からやってきた?)

(記事作成:2012年04月09日、全面見直し:2026年06月10日)

さて、3月15日で遺体発見から2年が過ぎました。今回は再度この事件を考え直してみつつ、遺体はどこからやってきたのか?どうして解体されたのか?について考えてみたい。

事件のおさらい

事件の概要2010年3月6日に32歳のOLが自宅アパートから失踪した。
その後、3月15日博多湾の能古島で遺体の一部が発見され、その後も博多湾周辺で遺体の一部が発見された。
被害者32歳女性 会社員
自宅住所福岡市博多区堅粕5 JR博多駅から500mの2階立てアパート
勤務先医薬品卸会社 南福岡支店 営業2課 筑紫野市二日市西2-5-3
失踪2010年3月6日早朝に発覚
遺体発見
1)3月15日に能古島で
下腹部から大腿(だいたい)部にかけての遺体の一部が流れ着いているのが見つかった。鋭利な刃物のようなもので切断されていた遺体。
2)4月9日には能古島から約9キロの場所にある福岡市中央区の福岡競艇場のコースと海を区切る遮蔽(しゃへい)壁付近で、両腕が入ったゴミ袋が見つかる。
3)14日と15日には、福岡市中央区那の津の博多港・須崎ふ頭付近で、胴体と頭部が相次いで見つかった。県警は両腕がゴミ袋に入れられていたことや、腰の損傷が少ないことから、犯人が切断遺体を複数のゴミ袋に分けて博多湾に遺棄したとみている。
被害者は福岡市内の医薬品卸会社に勤務。3月5日午後7時ごろに勤務先を出ており、通勤に使っていた車は自宅アパート近くの駐車場に止められていたことが確認されている。自宅アパートからは仕事で使う携帯電話が見つかっており、被害者は一度は帰宅したとみられる。
だが翌6日午前5時ごろ、会社の同僚がゴルフに行くために被害者方を訪れたが、インターホンを押しても応答はなかった。
捜査関係者によると、被害者方の玄関は施錠されており、室内に物色したような形跡はなく、カバンや財布、通帳も残されていた。土足で侵入したり、激しく争ったりしたような跡はなかった。ただ室内の窓ガラスが内側から割れており、転倒したゴルフバッグが当たったとみられることから、被害者が誰かともみ合うなどした可能性はあるという。
しかし、血痕は検出されていないとされており、県警は部屋以外の場所で殺害され、切断された疑いが強いとみている。

位置関係

この事件の位置関係の地図

この地図を見ると、遺体発見現場と被害者の自宅が狭い範囲にある事がわかる。
勤務先だけはちょっと離れていますね。

運搬の為の解体ならば

さて、なぜ、犯人は解体したのか?犯人が車を持っているなら、福岡周辺でも山岳地帯があるので、山に遺棄する事ができたと思います。
あるいは、もっと遠方の海に遺棄する事もできたと思います。
そこで、「犯人は車を持っていない」と考えたらどうだろう?

つまり長距離の運搬ができない、しかも、一度に遺体を運ぶ事もできない。
地図を見て気づくのですが、福岡市内いは川が流れていて、ちょうと遺体が発見された競艇場に流れ込むのが那珂川、被害者の自宅近くを流れているのが三笠川と2本の川が流れています。

犯人が遺体の運搬にこの川を使ったと言う可能性はないだろうか?
自転車や徒歩で運べる重量に解体して、川に遺棄すれば、流れに乗って遺体は博多湾に流れ込む。その後はどこで発見されるかわからない、運がよければ発見されないかもしれない。
犯人に運搬方法が無くても遺体を遠方に遺棄する事ができる。
犯人には都合の良い話ですね。
この場合、特に犯人が女性や老人と言う体力が無いと言う条件がなくなります。

普通の男性の犯行でも、川に捨てる為に胴体を切断する理由ができますね。

それから、福岡市の2010年3月の気象情報をみると失踪した6日を含めて5日ほど雨が続いています。雨で増水した川に捨てたのなら海まで流されても不思議では無いと思います。

と考えると、犯人は意外に被害者の自宅周辺とか博多駅近くとかに、住んでいた可能性が出てきますね。(解体場所は自宅とか職場と言う事になるでしょうね)

博多区や中央区周辺で事件直後に川へゴミ袋を投棄しているのを見た人が居たら警察に相談してみると良いかもしれませんね。

とここまでが2012年に書いた物です。ここからは2026年の追記です。

運搬手段が無いから解体したと仮定した訳ですが、そうすると、被害者の自宅アパートから「車で連れ去られた」と言う目撃証言に矛盾するんですよね。
もちろん、この目撃証言が正しいという裏付けも無いので、絶対視する事はできないのですが・・・

加えてもう一つ、もし運搬手段が無いのであれば、やはり、被害者の自宅で殺害、その場で解体と言う流れになるのが自然でしょうね。まー、被害者が自宅から連れ去られたとする場合と言うわけで、通勤途中で拉致監禁された場合は除外と言う事になりますが、通勤用の車も駐車場に置かれているし、財布や携帯電話も部屋に残されていた事を考えると、被害者は少なくとも一度は帰宅していると考えるのが妥当かなと思います。

となると、犯人としては
1)殺害場所は被害者の部屋だったかもしれないが、遺体を運搬する必要があった。
2)遺体を運搬するだけでなく、解体する必要があった。
3)解体した遺体は、川に捨てたか、直接海に捨てたのかは不明だが、発見される事を嫌っていない。

1)2)と3)はちょっと矛盾しているのかな?と思う訳です。
札陣事件の大半は顔見知りなんですよね。その場合、被害者の周辺を調べればトラブルが浮上するので、そこから犯人にたどり着くことができるわけです。

その為、遺体を隠したり、身元が分からないようにしたりするわけなのですが・・・
この事件で、犯人が遺体を解体した事で「被害者の身元を隠す事が出来る」と考えたのであれば、3)とは矛盾しないかもしれません。

しかし、この事件では頭部と両腕が発見されているんですよね。発見時期によって、遺体の人相は判別できるとは限らないけど、指紋と歯、特に歯は白骨化しても残っているわけで、苦労して解体しているのに、頭部と腕が発見されてしまうのは、犯人としては矛盾しているように見えますね。

だとすると、犯人は解体した遺体は発見されてもかまわないが、解体しない状態で発見されては困ると言う状況だったのかもしれませんね。
その理由が前回の解体の理由で考えた妊娠の隠蔽だったのかもしれません。
その一方で、被害者本人のmixiの文章などでは、それっぽい内容は書かれてないようです。
それに、妊娠というのは、いきなり妊娠するわけでは無いので、そこまでの過程が3ヶ月ぐらいはあると思うので、その間に全く情報が無いと言うのは無いかもしれませんね。
ここまで書いてなんですが、妊娠については私の考えすぎかもしれませんね。

そして
4)被害者の高級腕時計を捜査の攪乱に使用しなければならなかった。
その理由ですね。
腕時計の考察でも考えましたが、腕時計の工作は事件後に後付けで犯人が考えた物でしょうね。

金目当ての犯行に偽装しようとしたのだとすれば、動機はそれとは違うと言う事になります。
怨恨とか、別のトラブルが動機だった可能性がありますね。

しかし、そんな事は捜査本部も考えているはずなんですよね。
なので、逮捕できないのは「証拠が無い」からなのかな?
でも、私用の携帯が発見されてないのは、犯人が持ち去ったからとすると、私用携帯に情報がある場合を嫌ったと言う事なんだと思うのですが・・・・警察発表では、私用携帯はそほど使った無かったと言う事で不審な情報もなかったようです。

すると、逆に顔見知りに見せかける為の偽装の可能性もあるかもしれません。
でも、それなら、解体する必要は無いのでは?・・・・
解体自体が目的の可能性もあるのかな?
一人暮らしの女性を狙った快楽殺人の可能性も視野に入れないといけないかもしれませんね。

それから、この事件では、不思議な事に福岡県警のHPにこの事件の情報が公開されていないんですよね。
この事件は2010年、2011年には懸賞金の対象になっていたが、2012年には懸賞金の対象事件から外されてますね。

最後にまとまらなくて、返って混乱させてしまったかもしれませんね。ごめんなさい。

遅れてきた続報

2014年02月6日交通事故の示談書を偽造したとして、福岡県警博多署は6日、有印私文書偽造・行使の疑いで、会社員男性容疑者(36)=福岡市城南区別府=を逮捕した。
同署によると、示談の相手は2010年3月に博多湾で切断遺体で見つかった
会社員女性=当時(32)=で、県警は関連を調べる。
同容疑者は偽造の容疑を否認しているという。
逮捕容疑は、10年12月20日、女性との間で成立したとする交通事故の示談に関する書類一通を偽造し、民事裁判の資料として福岡簡裁に提出した疑い。
ただし、この続報が無いので、事件とは無関係と言う事になったのかもしれませんね。
2010年12月ですから、事件が3月なので、死人に口なしと言う事だったのかもしれませんね。

参考リンク

福岡市西区能古島女性バラバラ事件その10(解体の理由)

コメント

  1. ASKA より:

    ***旧ASKAの事件簿にいただいたコメントです***

    ★切断遺体被害者と「示談」=書類偽造容疑で男逮捕-福岡県警

    交通事故の示談書を偽造したとして、福岡県警博多署は6日、有印私文書偽造・行使の疑いで、
    会社員男性容疑者(36)=福岡市城南区別府=を逮捕した。
    同署によると、示談の相手は2010年3月に博多湾で切断遺体で見つかった
    会社員女性=当時(32)=で、県警は関連を調べる。
    同容疑者は偽造の容疑を否認しているという。

    逮捕容疑は、10年12月20日、諸賀さんとの間で成立したとする交通事故の
    示談に関する書類一通を偽造し、民事裁判の資料として福岡簡裁に提出した疑い。

    ttp://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014020600686

    ASKAさん、こんばんは
    上記の動きがあったようです
    事件の全容解明につながるといいのですが

    投稿: ぷり | 2014/02/06 22:20

    ぷりさん、こんにちは

    コメントありがとうございます。見逃してました。
    状況的に当初、一番疑われた人物だと思いますが・・・

    ここに来ての動きと言う事は殺人罪での逮捕、立件を視野に入れた動きだろうと思います。

    何か新しい証拠でも出たんでしょうか?
    4年経って出てくる証拠って・・・DNA、その他、被害者の所持品とか?

    まー、全容解明に期待したいですね。

    投稿: ASKA | 2014/02/07 12:06

    犯人は被害者の会社携帯は残して個人携帯だけ盗んでいったわけですか。。。
    だとすると、犯人は被害者が会社携帯を
    使うところを何度も見ていたことになりますね。
    被害者がどーゆーふうに会社携帯を使っているかよく知っている人物が犯人ということになりますね。
    よく知らないなら携帯は両方とも盗むだろうし。
    単に会社携帯に通話やメールをよくしていただけではなく、実際に被害者が会社携帯を
    使うところを至近距離からしょっちゅう見ていた人物ということになりますね。

    投稿: でぃっく | 2015/03/19 02:25

    私は、被害者との間で交通事故をめぐる
    トラブルのあった人物はこの殺人事件に
    関しては「シロ」だと思います。
    その人物は、おそらく被害者の会社携帯
    についてよく知らないだろうからです。
    犯人は会社携帯に痕跡があるのがあまりにも
    当たり前の人物だと思います。

    投稿: でぃっく | 2015/03/20 18:19

    同じように、高級腕時計を質に入れた男もシロだと思います。
    犯人がなぜ個人携帯を盗んだのかというと、通話やラインやメールの履歴に見られたら困るものがあったわけではないと思います。犯人が見られたら困るものは、個人携帯に保存されている画像や動画だと思います。おそらくは犯人が映っていたんだと思います。

    投稿: でぃっく | 2015/04/01 15:13

    でぃっく殿の推理には納得してしまいました。犯人にとって何か都合の悪い事があったのでしょうかね。連絡は個人携帯のみでしたから当日も連絡したはずです。例えばかなり地位が高いとか重要な人物と内密に交際していたとか。周りには知られていなかったので携帯さえ確保すればよかった。電話会社を調べれば記録もあるのでしょうが、脚のつかない端末を使っていたか。妄想、憶測ですがそのような犯人がのうのうと生きていることは許されませんね。

    投稿: | 2020/01/22 19:02

    ***ここまで***

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