東京都小金井市女性アイドル刺傷事件その7(損倍訴訟)

事件概要と事件の状態

No.項目内容
1概要2016年5月21日(土)17時5分頃事件発生
東京都小金井市本町6の雑居ビルで、武蔵野市の私立女子大学生(当時20)が男に刃物で首や胸を34カ所刺された事件。被害者女性は事件直後意識不明の重体となったが、その後、一命を取り留めた。しかし、重篤な後遺症が残っている。
2犯人職業不詳の男性容疑者(当時27)
3被害者被害者は長野県出身。
特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」のほか、舞台への出演歴もある。芸能活動の傍らで大学に通っていた。役者以外にもシンガーソングライターとして活動していた。
4動機2人はファンとアイドルと言うような関係性
被害者に贈った腕時計と本3冊を返送されたことなどに恨みを募らせ、『死ねっ』と言いながら、被害者が動かなくなるまで刺し続けた。残忍性が高く、殺意は強固なものだった(検察側冒頭陳述)
5経緯1)2016年5月21日 17時5分頃事件発生
2)2016年5月21日 17時6分事件の目撃者が通報
3)その後、現着した警察官により現行犯逮捕
4)2016年5月23日 殺人未遂と銃刀法違反容疑で東京地検に送検した
5)2017年2月28日 東京地裁立川支部は懲役14年6月(求刑・懲役17年)を言い渡した。
6)2017年3月29日 一審判決後に被告が控訴していたが、控訴を取り下げ刑が確定する。
7)その後、被害者が東京都と芸能事務所に損倍訴訟を起こし、2025年7月28日東京地裁で和解が成立。
6状態刑事、民事ともに終結しているが、被害者は、刺されたときの大量出血によって脳梗塞になり、左目の視野が狭まっている。また、右手の動きが悪く、右足の親指は動かない。また、医師からは中度~強度のPTSDに該当するのではないかと言われているとの事。被害者は「男の人がいると恐い、逃げられない空間が恐い」と話しており、付き添いなしでは公共交通機関を利用することができない状況となっている。(初公判当時の状況)

報道情報(2025年8月)

警視庁が必要な警備を怠ったため被害を受けたなどとして、被害者女性と母親が東京都やマネジメントを担当していた芸能事務所に損害賠償を求めた訴訟は25年7月28日、東京地裁で和解が成立したとのこと。

被害女性側の代理人弁護士によると、和解条項は、都と芸能事務所が「見舞金」を支払うなどの内容とのこと。

犯人については一審判決後に控訴、しかし自ら控訴を取り下げ17年6月に一審判決が確定している。

被害者女性側は19年、都や芸能事務所、男を相手取り、計約7600万円の損害賠償を求めて提訴。訴訟で被害者女性側は事件前に同庁武蔵野署を訪れ、男の名前を伝えた上で「殺されるかもしれない」などと相談したにもかかわらず、ライブ会場周辺などでの警備を怠ったと主張。芸能事務所についても、男のつきまとい行為に対して適切な対応を取らなかったと訴えていたとのこと。

和解条項で、都は対応について「違法ではない」としつつ、被害者女性が甚大な被害を受けたことに遺憾の意を表明。同種事案の再発防止策として「被害者の声に真摯に耳を傾け、対応を強化する」としたとのこと。

見舞金の額は明らかにされていない。

犯人の男に損害賠償を求めた訴訟では、同地裁が7月28日、男に請求通り計約7600万円の支払いを命じる判決を言い渡したとのこと。

ASKAの感想

こんなところですね。

事件が起きたのが2016年、あれから9年が過ぎてやっと一通りの区切りが付いたというところではありますが・・・

被告の賠償金7600万円は支払われるのか?どうなんでしょうね。

受刑者は17年に懲役14年6ヶ月の判決が確定しているのですが、そうするとあと5年足らずで出所する事になりますね。

この時間の中で受刑者に心境の変化があったのか?無かったのか?反省したのか?しないのか?どうなんでしょうね。

例え反省していたとしても、被害は元に戻らない、時間は巻き戻せないんですよね。

本当に事件は理不尽です。

これを契機にというと、今までの数々のストーカー事件は警察にとって何の教訓にもならなかったのか?と言う事になってしまうのでアレなんですが、ストーカー事案については積極的に対応していただきたいと思います。

とは言え、増え続ける案件に限られた人員で対処しなければならないと言うのも現実問題としてはありますからね。

このあたりの構造は児童虐待事件の児童相談所も同じかもしれません。

やはり、事件を起こさないような教育が重要なのかな?

参照リンク

コメント

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