世田谷一家殺害事件再考その142(蛍光ペンと妄想)

(記事作成:2015年12月17日)
年末特番の中でヒップバッグの内側の蛍光染料が蛍光ペンによるものではないか?と言う検証がされました。
蛍光ペンがバッグの中で折れたりして、インクが漏れた場合に付着した染料の状態が現場に残されたヒップバッグの内側の付着状態に似ていると言うのが、検証結果です。

番組では、みきおさんと格闘中に壁や柱に接触した時、ヒップバッグの中の蛍光ペンが折れたとの見解も示していましたが、私としては、では「折れた蛍光ペン」はその後、どうなったのか?が気になります。
ヒップバッグを現場に放置した犯人が、折れた蛍光ペンだけ持ち去ったとは考えにくいかなと思いますね。

このあたりの話は横に置いといて、私が注目したのはこの染料の由来が「蛍光ペン」だろうと言う指摘その物です。

このヒップバッグが犯人の物だと仮定して、その内側に赤系の3種類の蛍光染料が付着していた。このあたりをどう解釈するのか?と言う事です。

1)付着蛍光染料が赤系統しか出てないのはなぜか?
 普通に考えれば、赤い蛍光ペンしか、犯人は使ってない事になります。
しかし、ここはそう単純にも考えられないんですよね。
つまり、たまたま、一度だけ漏れたり、キャップが外れたのが赤い蛍光ペンだけだった可能性があるからです。

つまり、他の色の蛍光ペンも使っていたが、たまたま、赤い色のペンが漏れたり、キャップが外れただけではないか?と言う事です。

ここで、考えたいのが3種類の赤い染料です。
裏付け調査が出来ていませんが、私が蛍光ペンメーカーの人間なら、よほど色に対する拘りがなければ、原料の染料は1種類にするだろうと思います。理由は3種類の染料を使うとその配合レシピがロットによって違ったりすると色味が変わってしまう事や、そもそも、コストや入手性を考えれば1種類の染料にした方が有利だろうと思うわけです。

(調べたけど、蛍光ペンの染料については詳しい情報がありませんでした。オレンジ色の蛍光ペンもあるので、複数の染料を使った蛍光ペンもある可能性がありますね。)

そう考えた場合、この3種類の蛍光染料は3本の種類の違う蛍光ペンによって付着した物だろうと推測するわけです。

これのポイントは3本の赤い蛍光ペンを犯人は使い続けていたと言う事です。微妙に色の違う3本の蛍光ペンを同時に使うと言うのはおよそ考えにくいですよね。それよりも、1本ずつ、3本を使ったと考えた方が自然だと思います。

それから、他の色のインクや蛍光染料は付着していたとの情報は出てないですね。
犯人は何の為にこの赤い蛍光ペンを使っていたのか?
私もメモの為にペンは持ち歩いていますが、普通に黒のボールペンです。

もし犯人がデスクワークで蛍光ペンを使うなら、蛍光ペンを持ち歩く必要はないでしょう。作業机にペンを置いておけば良いだけです。
ペンなどの筆記用具を常時持ち運ぶ人としては学生が考えられます。
ただ、学生の場合は筆箱などに数本入れて持ち歩くと思うんですよね。
裸の赤い蛍光ペンを1本だけ持ち歩く理由ですね。

犯人は不特定の場所や、立った状態で赤い蛍光ペンを使う人と言うのが私の推測です。

赤ペンや赤鉛筆で思い浮かぶ人としては
A)ギャンブラー
 競馬新聞などにペンでマーキングする人。

B)校正や編集
 ただ、この人たちは、デスクワークですよね。

C)スーパーの店員さん
 この人たちは、赤い蛍光ペン1本しか持たないとわ思えないよね。

D)塾の先生
 生徒の席を回りながら、赤ペンで添削や○×をつけるとか、でも赤の蛍光ペンと言うのが有るの?と言うところかな。

E)訪問販売員
 住宅地図や住所リストを1軒ずつ消し込みながら営業するなんてのは有りそうだけど、ビジネスにあのヒップバックは無いかな。

F)セールスドライバー(宅配便の運転手さん)
 こちらも配送リストを消し込みながら、作業すると考えると有り?とも思うけど、ヒップバッグは運転するには邪魔なので、運転時はウエストバッグとして使用か?ただ、こちらも配送記録などを残す可能性が高いので、赤い蛍光ペンだけしか持たないとは思えないですね。

こう考えると、ギャンブラーが一番、矛盾が無い感じですね。

東京競馬場:東京都府中市日吉町1-1
京王閣競輪場:東京都調布市多摩川4‐31‐1
立川競輪場:東京都立川市曙町3‐32‐5
江戸川ボートレース場:東京都江戸川区東小松川3-1-1
平和島ボートレース場:東京都大田区平和島1-1-1
多摩川ボートレース場:東京都府中市是政4-11

現場に近い、公営ギャンブルと言うと、東京競馬場、京王閣競輪場、多摩川ボートレース場かな。

15年前が確認できないけど、今年のレースカレンダーだと、12月29、30日には東京競馬場はレースが無い。
京王閣競輪は12月28、29、30でGPレースが開催される。15年前も同じかな?
多摩川ボートレースは12月26から31日で多摩川カップが行われる。15年前も同じかな?

京王閣競輪場のアクセスは京王線京王多摩川下車です。
多摩川ボートレース場はアクセスとして京王線多磨霊園から無料送迎バスがありますね。
どちらも京王線を使う可能性があります。

事件現場へは京王線、千歳烏山か仙川から徒歩で移動可能ですね。

ギャンブラーがお金に困っての偶発的な犯行のなか?
その場合、顔見知りだと周囲が噂ぐらい聞いているでしょう。
流しの場合は逆に、接点が無いので捜査は難しくなりますね。

・・・しかし、一方で生活が破綻するような人間なら、他の犯罪で逮捕される可能性が高いので、この15年間、逮捕されない事が不思議と言う事になりますね。
もっとも、逮捕されれば死刑は当確ですから、それを恐れて目立たない生活をしていた可能性もありますね。

とは言え、妄想の一つに過ぎません。

コメント

  1. ASKA より:

    ***旧ASKAの事件簿にいただいたコメントです***

    バッグ内側の蛍光塗料の件なんですが、
    その塗料が事件の際についたのではなく以前からついていたという可能性は無いでしょうか?

    バッグの内側の布地は黒色で目立たないでしょうし、蛍光塗料が付着しても特にベタつくわけでなければそのまま使い続けるという事もあり得ます。
    他人から見える場所ではないので、自分さえ気にしなければわざわざ洗うほうが面倒くさいと考える場合もあると思います。

    私もバッグの洗い方というのはよくわかっていませんが、
    くつのようにタワシでゴシゴシ洗うものとして考えます。

    タワシなども普段から洗う習慣がある人ならともかく、特に一人暮らしだとタワシ自体を持っていないということも考えられます。
    だからといってわざわざタワシを買いに出かけるのも面倒なので結局そのままになってしまった、ということも考えられますね。

    投稿: モミジ | 2015/12/17 21:12

    ヒップバックではなくてウェストポーチ
    と競馬で検索しましたら幾つかヒットします。
    私の周りの者はギャンブルしないのでその手の
    場所に行かれる男性のファッションわからないです。
    みきおさんもギャンブルしなさそうですね。

    投稿: 事件解決を望む者 | 2015/12/17 22:03

    →モミジさん

    >その塗料が事件の際についたのではなく以前から
    >ついていたという可能性は無いでしょうか?

    そうそう、私もそう思ったのです。
    その140で”汚れを気にせずに鞄を使用できる状況”と書いたのですが、読み返すと何のことだか容易には分かり難いですね。

    塗料が3種あったことは忘れていたので、
    「1本を入れておく→付着」がどこかのタイミングで発生し、その後もバッグを使い続けたのだと思いました。
    ASKAさんのこちらの3本のペンの記事では「1本を入れておく→付着」を3回繰り返したというのは何だか不自然(無頓着すぎ)に思います。

    やはり、蛍光ペンではなく、塗料そのものがついた?微妙な色合いを出すには3種類を混合するのも自然な気がします。
    しかし、そうすると重要な証拠ということにもなりますか。番組放送前の振り出しに戻りますね。

    蛍光ペンも3種混合していれば、証拠の重要性は下がります。蛍光ペンインクの情報が欲しいですね。

    投稿: さんまるろく+ | 2015/12/17 22:30

    ASKAさん

    >調べたけど、蛍光ペンの染料については詳しい情報がありませんでした。
    >オレンジ色の蛍光ペンもあるので、複数の染料を使った蛍光ペンもある可能性がありますね。

    ありました↓。
    http://www.compoundchem.com/2015/01/22/highlighters/

    写真のものは、
    黄色 Pyranine-Solvent Green 7
    青  Acid Blue 9
    オレンジ Basonyl Red 485 & Basic Yellow 40
    ピンク Solvent Red 49 (Rhodamine dye)
    となっています。色番は異なるようですが、問題のローダミンとバソニールがでてきました。

    また、「クマリン染料とキサンテン染料の組み合わせはオレンジ色のインクに利用できる」
    「ローダミンとトリフェニルメタン(青)では紫」といった記述があり、色によっては複数の染料を混ぜて作られるようです。
    ピンクは基本単一ですかね。

    投稿: さんまるろく+ | 2015/12/17 23:07

    塗料の件は、確かに謎ですね。犯人はスケボーをやるようなので、そのペイントに使ったのでは?あるいは、中古で買ったヒップバッグに元の所有者がつけたものとか。
    ただ、この事件では犯人の指紋と血液が見つかってます。これは動かせない証拠で、偽装で出来る性質ではありません。顔見知りや近隣なら、とっくに捕まっていると思いますよ。

    投稿: ratcather5036 | 2015/12/18 00:19

    みなさん、おはようございます。

    モミジさんへ
    そうですね。染料は事前以前に付着した物だと考えています。
    長い期間に3本でそれぞれキャップ外れがあったと考えるよりも、1本でキャップ外れ液漏れがあったと考えた方が確率は高いかもしれませんね。

    たわしは一人暮らしでは持ってないでしょうね。

    事件解決を望む者さんへ
    数は少ないですが、ヒットしますね。
    でもこのあたりは、本人の趣味に左右される部分が大きいかもしれませんね。
    みきおさんはギャンブルはしないタイプに思えますね。

    さんまるろく+さんへ
    情報ありがとうございます。
    やはり、3種混合で1本の方が確率が高いかな。
    でも、数ヶ月とかの長期間で違う種類の蛍光ペンを使って、それぞれ1回だけキャップが外れたと言うのも、それなりに有りそうな気もしますね。

    ratcather5036さんへ
    確かに、中古と言う話は以前にも話題には出てましたね。
    目立つ汚れでは無いので、気付かずに使っていた可能性もありますね。

    投稿: ASKA | 2015/12/19 10:55

    ギャンブルで使う場合はマークシートへの記入もしなきゃいけないので
    ギャンブル場で買ったり、持参したりするときは
    機械でも読めるいわゆる「赤ペン」を使うと思います
    蛍光ペンを使う場合は前日検討等で自宅で新聞に書き込んで検討する場合か…
    鉄火場で蛍光ペン使うのはよっぽどマメな人に思えます
    赤ペンに蛍光染料が使われていれば話は変わりますが

    投稿: 通りすがり | 2015/12/19 21:07

    お久しぶりになります。

    建物のダメージを調べるマーキング調査は冬場に行うことが多いです。

    例えば今頃、近くのマンションやホテル、団地などに足場組まれて幌被ってる建物を見たりしませんか?

    冬場に多いのはおそらく、窓を開けられなくなるからでしょう。

    投稿: アヒル | 2015/12/19 21:25

    ヒップバッグはウォーキングやジョギング、サイクリングをする人がよく腰に付けている印象がありますね。

    走ったり、自転車をこいだりを長時間してる間にヒップバッグに蛍光ペンが入っていたら、中で自然にフタが外れたり液漏れしてバッグの中を汚すかも知れませんね。そしてその蛍光ペンがバッグ内をもっと汚しそうな状態で今後使えなさそうになっていたら、どこかのゴミ箱にそのペン本体は捨ててしまうかも知れませんね。

    私は一回だけ、長い時間、満員電車に揺られた時に薄い布製の肩掛け鞄の中で蛍光ペンのフタが自然に外れていて鞄の内部は勿論のこと、入れていたハンカチや書籍などを汚して悲惨な目にあったという経験があります。

    因みに、私がその時、蛍光ペンを鞄に一本だけ入れてた理由は…実用書を読む際に重要な箇所に線を引いてマーキングするために鞄に入れて持ち歩いていました。

    投稿: …。 | 2015/12/20 07:30

    みなさん、おはようございます。

    通りすがりさんへ
     なるほど、ありがとうございます。
    実際に競馬などをしていないので、イメージだけで考えてしまったようです。
    赤ペンだと蛍光染料は使わないかもしれませんね。

    アヒルさんへ
     マーキング調査と言うのがあるんですね。
    建物の劣化箇所のマーキングするんですね。
    その場合は手が自由になり、邪魔にならない、ヒップバッグやウエストバッグが便利かもしれませんね。

    …。さんへ
    やはり本のマーキングが多いかな。
    学生、資格試験の受験などをする人が多いかもしれませんね。
    12月だと受験生も有りますね。

    投稿: ASKA | 2015/12/20 09:18

    また相当にお久しぶりになります。
    ブログ主は昔からずっと熱量を保ち続けて日々の考察に勤しまれている様子が、
    間隔を空けてこのブログを訪れる度に感じられます。その根気たるや、、。

    今回は偶然、目に止まった地元の街角を眺めてふと世田谷一家の建物イメージが浮かんだので
    画像とともに書き込みします。
    https://imgur.com/a/tW1K3

    縁や室外機や摑める場所、足場になりそうな場所を探してかなり高い場所まで落書きは出来るものなんですね。
    その姿を想像するとクライミングスポーツみたいです。

    この落書きは壁の色に映えるように白のインク?が多いですが
    宮沢さん宅のように壁が白系だと、使うインク?は黒や「赤」が多そうです。

    投稿: アヒル | 2018/01/04 01:45

    警察官が常駐してなければ、
    建物はこのように落書きだらけになっていたでしょうし、
    キモ試し感覚で中に入る不届き者もいたかと思います。

    現場保全、モチベーションの持続、地域の治安維持から現場を警察官常駐とセットで温存
    したことは良かったと思います。

    投稿: アヒル | 2018/01/04 01:54

    アヒルさん、おひさしぶりです。

    最近はこの事件も情報が少なく、なかなか更新する事ができないのが、残念です。

    そうですね、もし、警官が常駐していなかったら?
    現場はとっくに廃墟になっていたでしょうね。

    落書きと言えば、ご近所さんの情報によれば、事件当時ポッポ公園にも、このような落書きがあったようですから、警察官常駐と言うのは効果絶大のようです。
    もっとも、現場周辺(公園周辺?)には防犯カメラが設置されているのも、防犯効果が高いのかもしれません。

    投稿: ASKA | 2018/01/08 07:50

    蛍光ペンでは、薄くて、マークカードは読み取らないと思います。競馬新聞の馬柱を塗るなら別ですが、蛍光ペンは、ギャンブルで使われたものではないと思います。蛍光ペンを普段から持ち歩くというのは、普通のペンを持ちあるくのとは、やや勝手が違うと感じていて、まず、文字が書きづらいので、何かをマークするという事になりますが、持ち歩くとなると、地図? 可能性は低いのですが、手に何か書いたとも考えられます。買い物や要件を忘れないように、手の甲に書くのは、蛍光ペンが消しやすくていいのです。例えば、何時◯◯と用件を書いたり、酒、もやし、スイカ みたいに、手に買い物するものを書くとか。

    投稿: 向 彩香 | 2019/09/07 02:10

    向 彩香さんへ
    なるほど、蛍光ペンで手にメモをすると言う使い方は気づきませんでした。

    投稿: ASKA | 2019/09/07 08:58

    ***ここまで***

タイトルとURLをコピーしました