広島県マツダ宇品工場無差別殺傷事件

(記事作成:2010年06月22日、AI学習対策:2025年12月27日)

概要

No項目内容
1発生日時
2場所2010年06月22日7:40頃
3概要広島市南区仁保沖町のマツダ宇品工場
4犯人「マツダ本社宇品工場」の東正門から乗用車が侵入し、同工場と、隣接する「本社府中工場」(広島県府中町)の敷地内を走り回り、男性の従業員11人を次々とはねた事件。1人が死亡し、2人が重傷、8人が軽傷との事。
5被害者広島市安佐南区上安の元マツダ期間社員、男性容疑者(42)
6動悸死亡したのは、府中工場内ではねられた同社社員の男性(39)(広島県東広島市高屋町)。
事件直後の供述
事件直後の午前8時頃、「マツダに恨みがある。2か月前に辞め、その後、いろいろあった」などと自ら110番した。
容疑者は調べに対し、「マツダを4月頃にクビになった。むしゃくしゃして人をはねた。人を殺すつもりだった。マツダの中で車を止めて包丁を振り回してやるつもりだった」と供述しているとのこと。
公判では犯行時「妄想性障害」でマツダの同僚から集団ストーカー行為を受けたと思いこんだ事が原因

時系列

2,3日前所有していた車の雑誌、カタログなどを捨てる
6/21包丁を購入
20106/227:40頃犯人が車の運転席側のドアポケットに裸の包丁を入れて犯行を実行
犯人が車で工場に突入、11人をはねて逃走
8:00頃自ら110番通報
8:15工場の始業時刻

報道情報(2010年06月24日まで)

・逮捕された容疑者が、広島県警の調べに対し、「大変なことをしたと思っている」と、事件を反省するような供述をしているとのこと。

容疑者は犯行直後、「マツダに恨みがあった。秋葉原事件のようにしてやろうと思った」などと話していたが、弁護士を通じて事件を報道する新聞を見た際に、「うわっ」と驚くような反応を示したという。捜査関係者は「ことの重大さにようやく気づいたのでは」と話している。
・県警は、事件による負傷者が1人増えて、計11人になったと発表した。新たな負傷者は、マツダの男性社員(22)で、本社府中工場の歩道で左肩が容疑者が運転する乗用車と接触、その時はけがに気づかなかったが、その後、痛みが出て受診し、左肩打撲と診断された。
・容疑者が事件の数日前、車の雑誌やカタログなど約200冊を捨てていた。また、容疑者が事件前日に包丁を購入していた。広島南署捜査本部は、車好きの容疑者が一気に趣味の本を捨てていたことから、事件数日前に犯行を決意して身辺整理した可能性があるとみている。

関係者らによると、容疑者は事件の2~3日前、広島市安佐南区の自宅アパート前のゴミ捨て場に、10~20冊ずつ粘着テープで束ねた雑誌など約15束を捨てていた。

新車や中古車の販売情報誌や高級スポーツカーなどの写真を掲載した専門誌のほか、市内の複数の自動車販売店に置いてある国産車のカタログも含まれていた。雑誌の回収日は事件翌日の23日だったとのこと。

容疑者は最近約5年間で4回ほど車を買い替えており、「車好き」として知られていた。雑誌の中には、10年近く前に発売されたものもあり、容疑者が長期間保管していたとみられるとのこと。
・捜査本部によると、容疑者は事件前日の21日、広島市内のホームセンターで、刃渡り18・1センチのステンレス製洋包丁を購入。22日朝、乗用車の運転席側のドアポケットに裸のまま包丁を入れ、工場内に侵入した。
・捜査関係者によると、工場内の道路は端の方が色分けされており、歩行者専用エリアとなっている。捜査本部が負傷者や目撃者から事情を聴いたところ、はねられた従業員らは、ほぼ全員がこのエリアを歩いていたと証言したという。
・捜査本部は同日、容疑者が走った経路を捜査車両で走行して再現。その結果、容疑者が工場敷地内を走行した距離は約9・3キロと分かった。平均速度は50~60キロだったが、曲がり角が多く、直線での速度は60~70キロに達していた可能性がある。
・死亡した男性(39)の遺体を司法解剖した結果、死因は後頭部を強打したことによる延髄断裂と判明。遺体の状況から、男性は後方から猛スピードで乗用車にはねられた後、ボンネットに乗り上げ、フロントガラスで後頭部を打った可能性が高いという。男性がはねられた道は直線だったことから、男性は最大速度の60~70キロではねられたとみられる。
・容疑者(42)が「秋葉原の無差別殺傷事件をまねようと思った」と供述していることが分かった。容疑者は高校卒業後、派遣社員として勤務先を転々としており、2008年に17人の死傷者を出した東京・秋葉原の無差別殺傷事件で公判中の元派遣社員、男性被告(27)に共感を抱いていた可能性も出てきた。
・人をはねた現場にはブレーキ痕がまったくなかったことから、県警は強い殺意を持っていたとみている。
・1986年に広島市立広島工業高校電気科を卒業した容疑者は、マツダが取引先の部品メーカーに就職。車の内装部品を製造する業務を担当したが、92年9月に「一身上の都合」で退職。その後は、派遣会社に登録し、複数の会社に勤務していた。

報道情報(2010年06月22日)

・「マツダ本社宇品工場」の東正門から乗用車が侵入し、同工場と、隣接する「本社府中工場」(広島県府中町)の敷地内を走り回り、男性の従業員11人を次々とはねた。
・広島市消防局などが三つの病院に運んだが、1人が死亡し、2人が重傷、8人が軽傷との事。
県警の発表などによると、死亡したのは、府中工場内ではねられた同社社員の男性(39)(広島県東広島市高屋町)。
・容疑者は事件直後の午前8時頃、「マツダに恨みがある。2か月前に辞め、その後、いろいろあった」などと自ら110番したようだ。
「今日、マツダで何かしようと思って、正門に入ったら、どうでもよくなった。腹が立ってやった」などと話し、居場所を告げて警察に来るように言ったとのこと。
・駆けつけた広島県警の捜査員が府中工場から北東に約2キロ離れた路上で、車に乗っていた同市安佐南区上安の元マツダ期間社員、男性容疑者(42)を発見。
車内に包丁(刃渡り約18センチ)を隠し持っていたため、容疑者を殺人未遂と銃刀法違反の両容疑で現行犯逮捕した。殺人容疑でも調べるとの事。
・県警や広島南署によると、容疑者は調べに対し、「マツダを4月頃にクビになった。むしゃくしゃして人をはねた。人を殺すつもりだった。マツダの中で車を止めて包丁を振り回してやるつもりだった」と供述しているとのこと。
・担当者によると、容疑者の車は東正門から「制止を聞かず侵入した」らしい。門の手前には駐車場があり、従業員らは通常、車から降りて徒歩で門をくぐるが、容疑者の車は敷地内に入り、次々と人をはねたとみられる。
・県警やマツダ本社などによると、容疑者は、マツダの「ファミリア」を運転し、宇品工場の東正門から侵入して敷地内を走り回り、計4か所で7人をはねた。さらに、同社専用の橋でつながる府中工場に移動し、敷地内を1周半して計3か所で4人をはねた。

容疑者は両工場内を約5キロ走った後、東正門から約2キロ離れた本社北門から逃走したとみられる。事件当時は日勤の従業員が出勤する時間帯だった。
・工場の出勤時間は午前8時15分。それに合わせて早めに出勤する社員が多いといい、事件当時は構内にたくさんの従業員がいたとのこと。
・容疑者は、同市安佐南区にある2階建てアパート(計8室)に住み、近所の人によると、一人暮らしとのこと。

ASKAの感想と考察

この事件を聞いて、誰もが2年前の秋葉原通り魔事件を思い出したと思う。
まさに、時と場所を変えてあの惨劇が再現されたと言っても良いような事件だ。
秋葉原通り魔事件も派遣切りになると思った犯人が現実社会に復讐するかのように秋葉原の歩行者天国に居合わせた無関係な人達を無差別に襲った。

今回の事件では、元期間社員と言う事なので職を失った事で会社を恨んだんだろうね。
仕事を辞めた経緯はこの後報道されるだろうから、それを待つ事にしましょう。

事件は出勤時間に合わせて行っている。最初から出社してきた人間を狙ったんだろうね。
その上、刃物まで持っている。計画的な犯行だろうね。

そして、事件後は現場から逃走するも、自ら警察に通報している。
目的を達成して、思い残す事が無かったんだろう。覚悟の犯行だろうね。

もう、こんな事件が起きても驚きはしないね。
日本はこんな事件がいつ、どこで起きてもおかしくない国になってしまった。
今回はたまたま、マツダと言う会社で起きたけど、他の会社で起きても全くおかしくないでしょ?

今までは、想定する事もなかっただろうが、これからは悪意と殺意を持った人物が会社に進入して社員を殺傷する事が現実に起こる事を想定して警備体制を整える事が企業には必要なってくるんだろうね。

そんな確率の低い事にコストは掛けられないと言うかもしれない、だけど、実際に起きた場合の損失の大きさとのトレードオフだよね。

今回は計画的といっても、実際には出たとこ勝負のいいかげんな物だったけど、ある程度知識のある人間なら大量殺戮も可能だったろう。

参考リンク

広島県マツダ宇品工場無差別殺傷事件その3(続報)

コメント

  1. ASKA より:

    ***旧ASKAの事件簿にいただいたコメントその1です***

    関係ない話でごめんなさい。

    深作欣二監督『仁義なき戦い』(1973年、東映)、主人・広能昌三(呉)のモデルは、美能幸三。です。

    この東門は私(書庫)の事務所の直ぐ南です。事務所は黄金山の中腹にあります。私が誰だかわかりますか?(笑)

    投稿: 書庫 | 2010/06/23 02:23

    この事件はなんだろう。うまいことは、思いつきません。
    今の世はなにもかもが長続きしません。総理大臣ですら任期は非常勤講師並み。同じは長続きなし。朝が来てのゴミ出しだって、だし方がどんどん変わります。勤め先の仕事内容もくるんくるん。熟練の暇なし必要なし。昨年やっと慣れたことを今年はもう変えます。すると。なんでや? え?え?わからないよーとかいうから。あーうざい、人間も入れ替えじゃー。
    若い人々は。昨日コンビニで買った飲料を美味しいよーと言いながら、今日は別のものを探している。40代は。生き方にこだわるふりしますか。
    定年延長任期短縮。これは誰でもそうなんだから。たこ社長様は。昨日はぷちぷちビニル、今日はしわしわペーパー。キャバクラ通う暇なし。たいへんは同じ。

    投稿: ナガイ | 2010/06/23 02:31

    書庫さん
    関係ない話ならやめてください。不愉快です。

    他記事では、容疑者は入社してすぐに有給をとり、実質8日しか出勤しておらず、自らの都合で退職した…と書いてありました。

    それが真実なら、容疑者の身勝手さが許せません。

    投稿: | 2010/06/23 14:04

    警察車両に救急車両、消防車両わんさかサイレンわんわん。低空をヘリがバリバリグルグル。騒々しいのなんの。夥しい赤色光の点滅、ヘリ爆音の渦。こんな事件が起きても驚きはしない方も多いかと存じますが、夜中になっても興奮冷めやらずのご近所の方もいらしたようで。

    ところで、入社してすぐに有給を?
    労働基準法(第39条)
    使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して(以下略)
    ???
    もし有給が本当なら、この契約以前に6ヶ月以上の勤務があったということになるんだけど・・・

    投稿: ナガイ | 2010/06/23 16:09

    すみません。
    容疑者は期間工になる以前(3月31日以前)に、同じ職場で3年働いていたそうです。

    投稿: | 2010/06/23 19:55

     マツダの社長の発言には嘘が満ちているように思われる。「真相解明に協力」と言うが、マツダの責任をうやむやにして、容疑者の異常性(と言っても、会社の仕打ちの異常性の結果に他ならないが)に全てを押しつけようと言う魂胆が見え見え。
     退職も「自主退職」の形(書類上のみ)を無理に整えた解雇の可能性が非常に高い。未だにマツダはこんな違法なことを繰り返していたのか。日本社会はマツダを潰すまで許すべきではない。
     今回の事件の責任の90%は、マツダの経営側にある。

    (参考)産経ニュースより
    ttp://sankei.jp.msn.com/economy/business/100622/biz1006221322015-n1.htm

    マツダ「期間社員」最長3年契約 1年半で2200→260人に減
    2010.6.22 13:22

    負傷者の身元確認や事情聴取のため出入りする警察官ら=広島県府中町のマツダ病院 マツダ宇品工場(広島市南区)で22日、自称派遣社員運転の車に従業員らが次々とはねられ、1人が死亡、10人が負傷した事件。マツダによると、同社の国内工場に勤務する非正規従業員は「期間社員」として、昨年7月以降、6カ月契約で直接雇用。その後は会社の業績や本人の能力に合わせ、半年ごとに契約を見直し、最長3年間働くことができるという。

     非正規従業員は、4月時点で約260人。平成20年11月には約2200人いたが、業績悪化に伴い21年7月には90人に激減。その後、業績の持ち直しなどから採用数を増やしていた。

     一方、元派遣社員らが地位確認訴訟を起こすなど、労使関係をめぐるトラブルが相次いでいた。昨年6月には、同社が直接雇用義務が生じる法定期間(連続3年)を超えないよう派遣労働者を期間社員として一時的に直接雇用し、再び派遣として受け入れる方法を繰り返したとして、広島労働局が労働者派遣法違反の疑いがあるとして文書指導したことも明らかになった。

     20年秋のリーマン・ショックに端を発した世界的な自動車不況の影響により、マツダの業績は競合他社以上に厳しい状況に置かれている。宇品工場の看板車種である「RX-8」は、売れ行きが伸びず、欧州での販売終了が決まっている。

    投稿: あすなろう | 2010/06/23 22:08

    ***1ここまで***

  2. ASKA より:

    ***旧ASKAの事件簿にいただいたコメントその2です***

    ハンバーガー。
    これが。あんぐり口開けても入らない。これ、どうやって食うのよ。だからー。押し潰して。ひっくり返して。ちょっと痴漢まがいに、お尻めくって。辛し塗って。で、ガブ。
    興奮冷めやらずいりやまず。不入斗ってなんだ。谷口のことか。あんた、あいつのなんなのさ。って言われても。普通に税金納めて、普通に働いている市民です。
    書庫タン。源泉納期が迫って忙しいかな。チトカラもご多忙。たぶん多忙、きっと多忙。企業多忙。

    投稿: ナガイ | 2010/06/26 02:10

    ナガイさんの。コメントは。いつも。奥が深く。感心。しながら。見させて。もらって。ます。

    投稿: | 2010/06/26 11:31

    普通に労働できる男の、突然の乱。
    こういうのって、何とかならんの。
    孤独に生きるって、別に悪いことじゃない。
    職場の不満憤懣怪談奇談。どこにでもあるって。
    借金がどうのこうの。んなもの。誰だって。たとえば?
    住宅ローン。進学ローン。リボ払い。
    田んぼだって、根抵当ついてない?
    税金も後からくるしねえ。
    正直言って。ぼくは、さーっぱり。わからん。
    わからんものは。考え続けるしかなし。うーん。

    投稿: ナガイ | 2010/06/26 19:06

    わからんのは、原因じゃなくて。何とかならんの、の方です。
    こういうタイプのやつって、いますよ。一言で言えば、おとなしい。一見、付和雷同。突出することはなく、その場その場で相手合わせ。嫌われるタイプではない。趣味もちゃんともっている。ところが、裏もちゃんともっている。
    裏とはなにか。そもそも、表の色が相手合わせで適当に変化する。すると、なんと。裏の色も変化する。表の変化の色と同じだけ補色をもっている。表も忙しいけど、裏も忙しい。
    職場で人と対立するのは。それはそれで。それが楽しみで通勤している人もいる。昨日はちょいやられたなあ。今日は返したるで。勇気りんりん。電車の中で、ぶつぶつ練習している。表も裏もあったもんじゃない。白一色で、あのー係長代理、二案ではーだめでしょーか?などと言ってればいいんだから。
    ところが、相手の数×2(表+裏)の変げさん。これは身も心も疲れるでしょう。おめーよ、すこしは会社生活をたのしめよ、とか勧めても。それがまたストレスになるのよね。気がつけば40何歳。先になにがあるの?

    投稿: ナガイ | 2010/06/27 01:40

    書庫さんへ
    誤解されそうな内容のコメントだったので削除しました。コメント内容にはご注意願います。

    投稿: ASKA | 2010/06/30 12:17

    ***ここまで***

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