事件の概要
| No | 項目 | 内容 |
| 1 | 発生日時 | 2025年11月16日(日)10時25分頃119番通報 |
| 2 | 場所 | 東京都港区赤坂3の雑居ビルの地下1階ライブハウス前 |
| 3 | 被害者 | 現場のビルでライブに出演する予定の40代アマチュア女性歌手、この日午後にライブに出演予定だった。 |
| 4 | 被害者の容態 | 刃物のような物で腹部(傷は内蔵に達していた)と手をきりつけられ重傷 |
| 5 | 概要 | ライブに出演する為、地下1階のライブハウスの前で、鍵が開くのを1人で待っていたところを、突然男に女性が襲われ重傷。女性は男について「面識は無い」とのこと。(第1報時の報道) |
| 6 | 容疑者 | 男は黒い帽子、黒い作業服、白いマスクで自転車に乗り青山方面に逃亡 警視庁は25年11月22日、国家公務員(自衛官)の男性容疑者(43)=東京都練馬区土支田4丁目=を殺人未遂容疑で逮捕した。 |
報道情報(2025年12月18日まで)
| ・東京・赤坂のライブハウスの出入り口に設置された出演者の情報などを掲示する看板にスプレーでバツ印を書いた疑いの器物損壊容疑で追送検された。 |
| ・警視庁による朝霞駐屯地への家宅捜索で、業務用の倉庫から容疑者が看板に吹きかけたものと同じ成分のスプレーが見つかった、警視庁は容疑者が使用したものと一致するか調べている。 |
報道情報(2025年12月12日まで)
| ・朝霞駐屯地内にある被告の個人ロッカーから、ごく少量の血が付いた青色の作業着が見つかり、押収されていた。 |
| ・血液のDNA型を鑑定したところ、「女性のものと矛盾がない」と結果が出た。 |
| ・被告は逃走時に使用した自転車のサドルやハンドルの色も変えていたとみられるとのこと。 |
| ・東京地検は12月12日、陸上自衛隊朝霞駐屯地勤務の2等陸曹・男性被告(43)を殺人未遂の罪で起訴した。 |
| ・警視庁によると、被告は当初、容疑を否認していたが、その後は黙秘しているとのこと。 |
報道情報(2025年12月06日まで)
| ・着替えを4回行っている。 1)職場から現場へ移動する時(青っぽい上着) 2)犯行時、黒い上着 3)逃走時、青っぽい上着 4)朝出社時の服で帰宅 |
| ・容疑者の自宅の家宅捜索で押収したのは「黒いバック」と「写真」黒いバックには衣類は入っていなかった。写真は容疑者が被害者が写っていた。 |
| ・11/25の記者会見で小泉防衛大臣は事件について「国民の生命と財産を守るべき自衛官が殺人未遂の容疑で逮捕されたことは誠に遺憾であります。防衛省としては事実関係について情報提供するなど、捜査機関の捜査に協力をしてまいります」と述べた。 |
| ・容疑者は、任意の取り調べに対して「(朝霞駐屯地で)午前6時ごろから昼ごろまで、仕事に使う服の手入れなどをしていた。その後、帰宅してからどこにも行っていない。赤坂にも行っていない」と供述したとのこと。 |
| ・容疑者は茨城県北部出身、父親が県職員、母親が教員で、3人きょうだいの長男、実家は地元でも有名な地主 |
報道情報(2025年11月23日)
| ・庁捜査1課は22日未明、陸上自衛隊朝霞駐屯地(東京都練馬区など)の2等陸曹、男性容疑者(43)=東京都練馬区土支田4=を殺人未遂容疑で逮捕した。容疑者は女性の知人で、「私はやっていません」と容疑を否認している。 |
| ・11月22日、朝霞駐屯地の家宅捜索をしている。 |
| ・容疑者とみられる男は、16日午前6時半頃、朝霞駐屯地を自転車で出発。同8時頃に現場に着き、ビル周辺をうろつく姿が確認された。 |
| ・犯行後は現場から西の港区北青山に向かった後、北上して新宿区早稲田町を通過。北西方向に進み、練馬区練馬や埼玉県和光市を通って正午頃、現場から約20キロ離れた同駐屯地の敷地内に入っていたとのこと。 |
| ・犯行後、容疑者は現場から自転車で逃走し、赤坂方面へ約100メートル進んだあと、東方面へ曲がりすぐに進路を変え、北上。国道246号線を出て、赤坂警察署の前を通り、渋谷・青山方面、さらには新宿へ移動したとのこと。 |
| ・警視庁庁は21日午後7時前から容疑者宅を捜索し、自転車や刃物などを押収した。 |
| ・被害者女性はアマチュア歌手として活動し、10年ほど前から年1回の頻度で、このライブハウスのイベントに出ていた。事件当日は午後1時に出演する予定で、SNSなどで告知もしていたとのこと。 |
| ・陸自朝霞駐屯地によると、容疑者は2000年3月に陸自に入隊。昨年3月から、防衛警備や災害派遣を担う同駐屯地の第1施設大隊に所属し、ブルドーザーやクレーンなどの装備資機材の管理を担当していた。 陸上自衛隊によると、容疑者は2000年3月入隊。茨城県や青森県での勤務を経て24年3月から同駐屯地第1施設大隊に復帰した。 |
| ・容疑者は駐屯地から約2キロ離れた一軒家に妻子とともに暮らしていたとのこと。 数年前に購入されたとされる一軒家には自家用車のほか、複数の自転車が停められていた。 近所の住民によると「あの家は約7年前に購入されたけど、隣には同じタイミングで引っ越してきた奥さんのご両親や親族も住んでいて“大家族”として有名なお宅」とのこと。 |
| ・16日午前10時25分頃、「黒い帽子の男に女性が刺され、出血している」と119番通報があった。 |
| ・容疑者の親族によると、「夫婦間のトラブルは聞いたことがありません。Yちゃん(容疑者)は、休日は体力作りに励んで2〜3時間ランニングをしたり、仕事の前日はお酒を絶対に飲まないなど仕事に対して真面目な人。日曜日は自らご飯を作って一人で食べていたりもし、趣味はスマホでクロスワードゲームで普通の人です」とのこと。 |
| ・容疑者は警視庁捜査1課の調べに対して、「9年前に被害女性と知り合い、交際に至った。自分に家族がいると伏せて付き合っていた」と話しているとのこと。また、「今年6月ごろ、女性側が別れを切り出し、円満に別れた」と供述したとのこと。 |
| ・知人によると容疑者は茨城県出身で、県内の高校を卒業後、2000年3月に陸上自衛隊へ入隊した。初任地で朝霞駐屯地に配属され、2018年ごろ青森県にある八戸駐屯地へ配属を命じられたとのこと。八戸駐屯地では6年ほど勤務し、2024年ごろに再び朝霞駐屯地へ戻ってきた。 容疑者が青森県八戸駐屯地に配属されたときにはすでに被害女性とは別の女性と結婚しており、子どももいて単身赴任だったとのこと。 |
| ・容疑者は八戸駐屯地にいた2019年に約4700万円のローンを組み、東京都練馬区の一軒家を購入したとのこと。 |
| ・知人によると容疑者はいつも家を午前7時半に出ていて、約4キロの道のりを10分かけて自転車で出勤していたとのこと。 |
| ・捜査関係者によると、防犯カメラなどの映像を解析した結果、容疑者とみられる人物は事件当日の16日午前6時ごろに駐屯地を訪れ、約30分後に出発。駐屯地を出る際には青っぽい上着を着用していたとのこと。 ・正午ごろに駐屯地に戻ると、午後1時ごろに朝と同じ私服姿で帰宅していたとのこと。 |
| ・容疑者(43)は16日、港区赤坂のライブハウスの前で、知人の40代女性の脇腹などを刺し殺害しようとした疑いで23日朝に送検されたとのこと。 |
| ・容疑者は当日は休みだったが、家族には「職場に行く」と伝えていたとのこと。 |
時系列
| 日付 | 時刻 | 内容 |
| 00年 | 3月 | 陸上自衛隊に容疑者が入隊、初任地は朝霞駐屯地 |
| 16年頃 | 被害者女性とSNSで知り合い、結婚している事を隠して交際を開始(容疑者の供述) | |
| 18年頃 | 八戸駐屯地へ転属(この時既に結婚していた) | |
| 19年 | 約4700万円のローンで一軒家を購入 | |
| 24年 | 3月 | 駐屯地第1施設大隊に復帰 |
| 25年 | 6月 | 被害者女性側から別れ話が出て円満に別れた(容疑者の供述) |
| 25年 11/16 | 6:00頃 | 容疑者が駐屯地を自転車で訪れる |
| 6:30頃 | 容疑者が駐屯地を自転車で出発(青い上着) | |
| 途中 | 容疑者が黒い上着に着替える | |
| 8:00頃 | 犯人が現場に到着、付近を徘徊 | |
| 8:10頃 | 犯人が隣のビルの隙間に隠れる | |
| 8:40頃 | 犯人が持参したバッグから白っぽい靴を出し履き替える | |
| 9:40頃 | 缶スプレーでポスターにバツを書く、その後、戻り隠れる | |
| 10:20頃 | 被害者が現場ビル前に到着、知人男性と会話、その間に犯人が手袋をし、靴にビニール袋をかける。 | |
| 10:24頃 | 被害者がビルのの中に入り、直後に後を追い犯人がビルの中に入る | |
| 30秒後 | ビルから犯人が出て来て、自転車で逃走 | |
| 10:45頃 | 自転車で新宿区に入り逃走を続ける。 | |
| その後 | 新宿区に入った後、履き替えた靴を元の靴に履き戻していた。逃走途中で青の上着に着替える | |
| 12:00頃 | 朝霞駐屯地に容疑者が戻る。 | |
| 13:00頃 | 朝と同じ服装で帰宅する。 | |
| 11/21 | 19:00頃 | 容疑者の自宅を家宅捜索(自転車や刃物などを押収) |
| 11/22 | 未明 | 容疑者を殺人未遂で逮捕、容疑者は否認している。 |
| 11/22 | 朝霞駐屯地を家宅捜索 | |
| 11/23 | 朝 | 殺人未遂で送検 |
| 12/12 | 殺人未遂で起訴 | |
| 12/17? | 器物損壊容疑で追送検 |
ASKAの感想と考察
まー予想通り、早い逮捕となりましたね。
逮捕の前に家宅捜索をして、その後に逮捕となっているので、家宅捜索の結果、逮捕できる証拠が出てきたのかもしれません。
この容疑者は相当、犯行について検討を重ねて、対策しているのだけど、凶器などはどうする計画だったのか?もしかすると、自宅に持ち帰っていたのかもしれませんね。
現在のところ否認してますから、何が動機なのか?は推測になってしまいますが・・・
疑われているのは、何らかのトラブルで殺害しようとしたと言う事なんです。
それについて、被害者女性といわゆる「ゲス不倫で9年間交際して、今年6月に円満に別れた」と言う部分ですね。
まー被害者側の証言が無いので、この通りなのか?は確認が取れませんが・・・
もし、この通り円満に別れてトラブルが無いのだとしたら、容疑者自身が疑心暗鬼になって、自分自身でトラブルを作り出してしまったのかもしれませんね。
つまり、既婚の事実を隠して交際した事で、被害者に対して後ろめたい気持ちを持っていた。
円満に別れたが、後ろめたい気持ちが、被害者女性が不倫をぶちまけたらどうなるか?という恐怖に変わってしまったのかもしれませんね。
結果的に、「やられる前にやる」とか、「邪魔者は消せ」とか「死人に口なし」と言う思考に墜ちてしまったのかもしれませんね。
まー容疑者自身がストイックで仕事熱心、ワークライフバランスに欠けた思考をしてます。
私の印象ですが、ある程度出来る人間で、真面目で少なくとも、この事件については孤立していたんじゃないかな?
そう、家族にも相談できないし、頼れる友人などもいなかったのかもしれません。
だから、「自分一人で解決しようとした」その結果が今回の事件になってしまったのかな?と考えています。
仮にそうだったとしても、自業自得なんですけどね。
被害者女性が現在40代なので、9年前だと30代ですよね。もし被害者女性が結婚出産を望むならタイムリミットも近づいているわけで、「9年交際しているのに、このひと結婚するつもりないの?」と考えたら、相手の身元ぐらい確認しようとしても不思議じゃないですよね。
住所さえ分かれば、近所の人に話を聞けば、既婚かどうかぐらいわかるでしょう。
被害者女性は独身の嘘を知りながら、円満に別れてくれたのかもしれません。
そこは、ここからの捜査を待つしか無いですね。
ただし、情報が不足しているので、次の項目の情報は確認したいですね。
1)容疑者の供述する交際関係は存在しているのか?
交際開始は朝霞駐屯地だったとしても2年後には八戸駐屯地に転属して、昨年朝霞駐屯地に戻るまで7年程度は遠距離での交際関係にあるので、7年間もよく続いたな?と言うのが率直な感想ですね。しかも、八戸に転属後に4700万のローンを組んでいる。容疑者単独の収入でこのローンが組めるのか?は疑問ですが、経済的にゆとりのある状態では無いと思うんですよね。
もしかすると、この交際関係自体が容疑者の妄想と言う可能性もあるかもしれませんね。
2)容疑者の犯行を立証できる証拠があるのか?
この事件、容疑者がかなり対策しているので、決め手になる物証があるのか?ですね。
3)容疑者の主張するアリバイは成立するのか?
ここまで対策しているのであれば、アリバイ工作もしている可能性があります。
この3点の情報は確認したいですね。
他の疑問点としては、前回も書きましたが「なぜ自転車なのか?」
家族には職場に行くと言って、家を出ているのは、普段は自転車で通勤しているので、自家用車は使わなかったと言うのは理解できます。
しかし、これだけある種、研究している容疑者が「リレー捜査」の事を知らないとは思えないんですけど・・・精神的に追い詰められて、リスクを過小評価してしまったのか?それとも、性格で少し思考に偏りがあるのか?前回も書きましたが、行程の各部はよく吟味されているのに、全体のバランスが悪いと言うか、重要な事を見落としている印象なんですよね。
最後にもう1点、「殺意はどの程度あったのか?」
殺人未遂で逮捕だし、被害者は重傷なので殺意があったと言われればそうなのだけど、犯行時間は30秒程度、おそらく、傷は不意打ちの最初の1撃目(内蔵に達する傷)その後は、手に防御層があるだけだとしたら、死んでもかまわないとは思っているが、確実に殺害するところまでは考えて無かったのか?と言うのも気になります。
まー、容疑者は逮捕されたくなくて色々細工をしているわけだから、被害者が悲鳴を上げた段階で、もう逃亡する以外に選択肢がなかったと言う可能性はありますけどね。
続報を待ちましょう。
2025年12月06日追記
4700万の住宅ローンは容疑者の収入だけでは厳しいのでは?と思っていましたが、実家が有名な地主さんなんですね。もしかすると、実家からの支援などもあったのかもしれませんね。住宅ローンに経済的に圧迫されては不倫どころの話では無かったでしょうが、お金があると言うのも不幸を引き寄せてしまった原因なのかもしれません。
今回の報道で1点、驚いたのが不倫相手との写真を自宅に保管していた事ですね。
奥さんに見られたりしたら、どう説明するつもりだったのだろう?
看板のバツの件や、自転車での逃走、犯行時の完全装備など、もしかすると、容疑者は「自信家」と言われるようなタイプなのかな?だからこそ、短時間で逮捕されたと思うわけですが・・・
2025年12月13日追記
今回の報道で職場の個人ロッカーから少量の血液が付着した青い作業着が押収されたとの報道がさりげなくされているが、これはちょっと考えないといけない情報なんだよね。
なぜなら、被告が犯行時に着用していたのは黒い服だからです。つまり、犯行時の返り血が付着した服では無いはずなんです。しかし、被告は逃走時に青い服に着替えている、そしてそれを一つのバッグに入れて運んでいたとしたら、バッグの中で黒い服から青い服に被害者の血が移った可能性がありますね。
ただし、血液が被害者の物であったとしても、血液が付着したタイミングは特定できない。この事件では被告と被害者が交際していたので、その交際期間中に被害者の血液が付着したと主張できるわけです。
だから、この血の付いた青い作業服だけでは、被告が犯行を行ったと断定する事はできないんですよね。(被害者が交際中に青い服に血が付着したような事実は無いと証言すると事情は変わってきますが。)
そこで重要になるのが、他の凶器や黒い服はどうなったのか?ですね。
もし、この血の付いた青い服が逃走に使った服なら、なぜ他の黒い服や靴などと一緒に処分しなかったのだろうか?偽装の可能性や、事件に無関係の可能性も疑った方が良いかもしれないですね。
2025年12月18日追記
逮捕から大分時間が経過しているが、情報があまり出てこないところを見ると、容疑者は黙秘しているのかな?まーかなり捜査攪乱に手間を掛けていて、自身もあるのだろうね。
被害者側の情報も出てこない。アマチュア歌手で芸能人ではないから、無理に取材に答える必要も無いのだろうけど、あるいは、捜査本部側が口止めしているのかもしれないですね。
そのあたりは、置いといて、今回の報道の目玉は「勤務先の倉庫から看板のバツに使われたスプレーと同じ成文のスプレーが押収された」と言うところですね。
ただね、この容疑者が犯行に使ったスプレーを倉庫に戻すような事をするとは思えないんですよね。むしろ、仕事で使っていたスプレーと同じスプレーを自分で購入したか、職場のスプレーを持ち出して犯行に使用したと可能性の方が高いんじゃないかな?犯行に使用したスプレーは他の物と一緒に処分していると考えるのが妥当な気がしますけどね。
公判に向けて、黙秘あるいは否認しているなら、被告側は無罪を主張するでしょうから、争点は犯行は被告によるものか?の1点に絞られるのかな?
弁護側としては、確実なアリバイがあれば良いのだけど、そこはどうなのかな?

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