(記事作成:2006年12月03日、内容見直し:2026年02月28日)
最近でも時々聞きますが、日本ではこんな事件が起きています。
| ・1955年5月(昭和30年)埼玉県大里郡寄居町 36歳主婦が死亡、体全体に鶏卵大の黒いアザがあり、皮膚は膨れ上がっていた。オオサキ狐を払う為に主人37歳と近所の知人男性3人の4人に殴り殺された事件。 |
| ・1970年12月(昭和45年)青森県蟹田町 18歳男性を母親47歳がムジナを払う為に暴行し殺害した事件、現場には夫と娘も居た。 |
これらの事件は加害者に殺意があったわけではなく、むしろ治療してやろうとか救ってやろうと言う「善意」によって暴行が加えられている。
そして、加害者と被害者が家族である事が悲劇ですよね。
地元のローカルな信仰や言い伝えなどが事件の背景にあるようです。
ただ、この種の事件の中には集団催眠状態といった精神的に正常な判断ができない状態で事件が起きている場合もある。
例えば、祈祷師がお祓いや除霊を行うのだが、そこは密室状態でその中に祈祷師、被害者、そしてその家族が夜通し祈祷を行う。
そんな異常な状態が長時間続くうちに被害者が嫌になって苦情などを言うと、それは霊や憑き物が言った事として捕らえられ、ふとしたきっかけで暴行が始まるともう止まらないわけで、被害者が動かなくなると除霊やお祓いが終了する。
ところが、その時には被害者は死亡しているんですよね。
治療のはずが、自ら最愛の人間を死なせてしまうこの種の事件は悲劇ですよね。
挙げた事例は昭和の物ですが、現代でも時々起きています。
2015年11月 糖尿病の小2男児に治療をうけさせずに死亡させた(栃木県宇都宮市糖尿病男児除霊死亡事件)
2014年07月 除霊と称して女性を暴行死亡させた「熊本県熊本市東区除霊殺人事件」
2011年12月 両親を洗脳し、少女を除霊と称して暴行した「東京国分寺市少女洗脳暴行事件」
2011年09月 除霊と称して女子中生を滝行で窒息死させた「熊本県長洲町除霊殺人事件」
2010年07月 除霊と称して女性を暴行死亡させた「京都除霊殺人事件」
2006年12月 健康食品で糖尿病が無くなると信じた糖尿病女子中生の過失致死事件。
1999年07月 心霊治療をする為に治療を中断して男性を死亡させた「成田ミイラ事件」
どの事件もそうなのですが、死亡した人を救う為、治せると信じてこの心霊治療や似非健康食品を家族が使ってしまうんですよね。
そんな馬鹿な!と思う人もいるかもしれませんが、「現代医学では治せません」と医師に宣告されてしまうような場合、それでも、家族は治したいんですよ、その為なら、「現代医学」以外にも頼ってしまうんですよね。
その気持ちは私も分かるつもりです。
ですが、それを見ている周囲の人は冷静に事態を見守る必要があるでしょうね。
当事者はもう、正常な判断力は無いと思います。その「現代医学以外の行為」はそれをしている人達に対する、ある種の「癒し」なんだろうと思います。
何もできない、無力な自分よりも、何かをしている自分の方が、自分自身が救われるのではないでしょうか。
なので、周囲の人はその気持ちが、悪用されないように、事態を見守り、もし、法外な報酬を要求したり、生命の危険があるようなら、当事者にアドバイスするなり、警察に相談するのが良いと思います。

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