加害者家族

(記事作成:2019年03月26日)

加害者家族(アマゾンのリンクです)

時々、ストレスのせいか無性に本が読みたくなって、衝動的に書店に行くことがあります。
この本はその時、購入した本の1冊です。

これまでも、事件についての本は沢山読みましたが、加害者家族に焦点を当てた本はありませんでした。
それで、興味を持って読んでみたのですが・・・
この本は、ブログや掲示板などで、事件の記事を書いたり話題を書いたりするような人には、是非読んで欲しい本ですね。

もちろん、それ以外の一般人にも是非読んで欲しい本です。

目次
第一章 しあわせな家庭が、ある日突然崩壊した
第二章 加害者家族の顛末
第三章 インターネットの暴走
第四章 加害者家族をとりまく社会
第5章 加害者家族にとって必要なこと

大項目でこのような目次になります。
各章には具体的な事件の例が多数記載されています。
誰もが聞いた事のある有名な事件についても書かれていて、そうだったのか、と思いました。

まー、これまでの事件報道などもみていましたから、加害者家族がどうなるのか?と言うのはある程度、想像する部分はありました。でも、実際には想像を超えるほどの逆境にいる事がわかりました。

これが、凶悪な殺人事件ならわかるけど、轢逃げ交通事故などでも、追い詰められて心中してしまう家族がいると言うのにも驚きです。

他にも、冤罪に対するマスコミの罪、そしてネットの罪がありますね。
加害者家族へのバッシングのみならず、被害者遺族へのバッシングまでも行われてしまう。

文中で「民度」と言う言葉が出てくる部分がありますが、日本はまだまだ、文化的に未熟な部分があるのかもしれませんね。

文中で「加害者家族への支援やフォローは必要無い」と言う意見が多い事も書かれていましたが、私の意見としては、誰かを追い詰めた結果、新たな事件を起こさない為にも、フォローや支援は必要だろうと思いました。

記事を書くのが怖くなる。そんな一冊です。
と同時に、ASKAの事件簿の当初から貫いている、匿名報道は間違いでは無かったと思う一冊でもあります。

実際、ASKAの事件簿を初め、多くの事件系のブログやまとめサイトがありますが、報道されるのは、事件の判決まで、多くても死刑執行までです。
その裏で加害者家族がどうやって賠償したのか?なんて事は表にでる事はほとんどありません。
報道もされないから仕方が無いですが・・・
その意味で、もっと事件ルポやドキュメンタリーを読むようにしたいと思う一冊でした。

コメント

  1. ASKA より:

    ***旧ASKAの事件簿にいただいたコメントです***

    ASKA さんは古川泰龍という人をご存知ですか? 映画”復讐するは我にあり” のモデルになった殺人鬼西口彰の逮捕のきっかけになったのは、”ウチに泊まっている人は西口彰だ” と少女が気づいたコトですが、その少女のお父さんが仏教の僧侶であった古川泰龍さんです。古川さん一家はもう少しで西口に殺害されるところでした。ところが、西口逮捕後 古川さんは西口の家族と交流を始め、西口の息子に学資援助もします。その影響もあってか、西口は死刑執行の前に人の心を取り戻したようで、息子は生まれたばかりの孫を連れて西口に面会しています。
    古川さんという人は、罪を憎んで人を憎まず と本気で思っていらっしゃった。私にはまだそう言い切るコトができません。でも、加害者の家族には罪がないと思っています。特に兄弟や子供は、全く罪が無い。
    それなのに、まるで罰せられているかのような人生になってしまうコトがある。これは本当に理不尽だと思います。

    投稿: まーぷる | 2019/04/20 22:58

    まーぷるさん、こんばんは

    「復讐するは我に有り」の映画は何度か見ましたが、古川泰龍さんは知りませんでした。ありがとうございます。

    あの事件に裏でそんな事が起きていたんですね。

    加害者家族の件はかなり理不尽だと思います。
    特に、小さい子供や、子供連れの女性は可哀想ですね。
    大きく人生が変わってしまいます。

    一応、日本にも加害者家族の支援組織もあるようですが、加害者家族を無意識に責めてしまうのは、日本社会の性質なのかもしれませんね。

    投稿: ASKA | 2019/04/26 20:38

    先日のコメントの後、この本を読みました。
    一番驚いたのは、麻原彰晃こと松本智津夫の四女が学校でいじめられてリストカットをした件で、校長が四女に言い放った一言。”あなたのお父さんが沢山人を殺したので、あなたが死んでも仕方ないです。”
    校長がこの有様では、学校のイジメ問題が解決しないのも無理はないか…と暗い気持ちになりました。

    投稿: まーぷる | 2019/05/05 16:44

    まーぷるさん、こんばんは

    まー校長は教育者と言うよりは、管理職としての立場を優先してしまったんでしょうね。

    当時から時間はだいぶ経過していますが、いまだにイジメ問題はなくなりませんからね。教育現場の意識改革などが必要なのかもしれませんね。

    投稿: ASKA | 2019/05/12 20:46

    ***ここまで***

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