(記事作成:2026年07月30日)
事故の概要
| No | 項目 | 内容 |
| 1 | 発生日時 | |
| 2 | 場所 | 2026年04月21日11:50頃 事故発生 |
| 3 | 関係者 | 東京都文京区後楽1の東京ドームシティ |
| 4 | 概要 | 24歳の東京ドーム社員 |
| アトラクションの定期点検の時に、不調だった油圧部品(電磁弁)を交換しようとして、機械をロックしていた油圧が抜け、機械が急降下、機械の下で作業していた女性作業員が機械に挟まれる事故でした。救出が難航して5時間かかり、女性は搬送先の病院で死亡が確認されました。 |
時系列
| 2024年 | 12月 | 事故の起きたアトラクション(フライングバーン)がオープン | |
| 2026年 | 4/21 | 朝 | 朝から事故の起きたアトラクションで点検作業を実施 |
| 11:50頃 | アトラクション(フライングバルーン)で点検中の女性(24)が支柱に挟まれる事故が発生 | ||
| 17:00過ぎ | 女性が救助され病院に搬送される。 | ||
| 18:00前 | 死亡が確認された。 | ||
| 7/10 | 事故原因を公表(事故調査委員会の報告書) |
報道情報
| 2026年4月21日まで | 21日午前11時50分ごろ、東京都文京区後楽1の東京ドームシティで、遊具を点検していた女性作業員が遊具に挟まれる事故が発生。 当時、点検作業は事故に巻き込まれた女性を含め6人で行っていたが、他の5人にケガはないとのこと。 |
| 運営会社の広報によると、事故があったのは「フライングバルーン」と言うアトラクション。座席部分がぐるぐると回りながら上にあがり、回りながら下りてくる動きをする。 定員は12人。 施設を管理する東京ドームによると、フライングバルーンは2024年12月に営業を開始した。営業開始後、点検中に作業員がけがをする事故は起きていなかったとのこと。 | |
| 警視庁などによりますと、事故があったアトラクションは21日は動いておらず、朝から定期点検が行われていたとのこと。 | |
| 女性は遊具が上のほうに停止した状態で脚立に乗って作業を行っていたところ、突然10メートルの高さから座席の部分が落下して挟まれたとみられるとのこと。 | |
| およそ5時間後の午後5時すぎ、女性は救助され病院に搬送されましたが、午後6時前、死亡が確認されたとのこと。 | |
| 救助活動は、遊具を壊したり支柱の一部を外したりする作業が必要なため難航。事故を受けて施設は臨時休業したとのこと。 | |
| 事故を受けて「東京ドームシティ アトラクションズ」は22日も営業を休止するとしていて、再開のめどはたっていないとのこと。 | |
| 同社は21日、ホームページでおわびの文書を公開。東京ドームシティ内の遊具がある「アトラクションズ」エリアを当面の間、営業休止すると発表したとのこと。 | |
| 2026年4月22日まで | 捜査関係者によると、座席を上下に動かす「コントロールパネル」が地下の操作室にあるが、当時、パネルには誰も触れていなかったとみられるとのこと。また、防犯カメラの映像でも当時、操作室は無人だったとのこと。 |
| 22日、現場検証が行われ、警察は業務上過失致死の疑いも視野に調べを進めているとのこと。 | |
| 2026年4月23日まで | アトラクションは油圧式で座席を上下させる仕組みだが、捜査関係者によると、警視庁がきのう(22日)現場検証を行った結果、油圧で上下する仕組みの、油圧の量を制御する「電磁弁」と呼ばれる装置から油漏れが確認されたとのこと。 |
| 油が漏れたことで、座席部分を支える力が弱まり、落下したとみられるとのことで、警視庁は「油漏れ」の原因などを調べているとのこと。 | |
| 事故の前から遊具の動きに不具合が生じていたといい、事故時はこの弁の掃除中だったとのこと。 | |
| 2026年4月24日まで | 司法解剖の結果、女性の死因は外傷性ショック。女性は頭やあばらなど複数の骨が折れていたとのこと。 |
| 2026年7月10日まで | 東京ドームシティは10日、公式サイトを更新し、営業再開につきましては、事故報告書の指摘事項に則った再発防止策の着実な実施が確認された遊戯機器から、社内外の監査を経たうえで、8月以降を目途に再開させていただく予定とのこと。 |
事故調査委員会の報告書(抜粋)
| 事故の原因については「搬器が最上部で停止した状態で、通常の月次点検作業に加え、本来の計画や作業マニュアルには含まれていない非定常作業として、塔体中腹部にある『電磁弁』の取り外し作業(内部確認)をご被災者が行った際、油圧回路内の圧力が抜けて搬器が自重により下降して発生したものと考えられます」 |
| さらに「本件事故の最大の原因は、裁量範囲の不明確さや、作業マニュアルと技術教育の不足等により、危険を伴う非定常作業に対する組織としての安全リスク評価が機能していなかったこと、また当該電磁弁の作業をご被災者が行うことを組織として正しく把握しておらず、事前に作業内容の確認もしていなかったことから、結果としてご被災者お一人で今回の作業を実施する状況を招いてしまったという、当社の安全管理体制の脆弱さによるものと判断されました」と説明。 |
| 同社は「この事故に至った非定常作業に内在する安全リスクを組織として事前に把握できず、危険を伴う非定常作業を抑止するチェック機能を構築できていなかったという組織的な安全管理体制の不備に、重大な責任を感じております」と伝えたとのこと。 |
| 営業再開に向けて、全ての遊戯機器で作業時の徹底的な安全リスクの洗い出しと対策確認を実施するほか、作業実施前のミーティングの徹底、営業運転時の安全の再確認などの再発防止策を行っていくとしたとのこと。 |
ASKAの感想と考察
痛ましい事故が起きて、原因は何だろうと?原因の報道を待っていました。
原因については正直なところ「それか」と言う感想です。
これは、設備関係の特に新人にありがちな事故だと思います。
この手の確認漏れが原因のトラブルは、設備関係なら誰でも新人の時に1度や2度は経験した事があるはずですね。
工事範囲のブレーカーを落としたら、工事範囲外の設備の電源も落ちちゃったとか。
逆に工事の為にブレーカーを落とさなきゃいけないのに、どのブレーカーかわからないとかね。
電磁弁を交換しようとして、配管を外したら、中から水が出てきてあたり一面水浸しになったとか。
事前に配線図などの図面を確認するとか、どんな仕組みで動いているかを理解しておくとか、そうすれば、作業前に何の準備が必要かと言う事に気付くと思います。
設備関係の有名な言葉に「段取り八分」と言う言葉があります。
意味は、作業を始める前の事前準備や計画の良し悪しが、仕事の成果や効率の8割を決めるという意味ですね。
被災された女性の設備での経験年数などがわかりませんが、責任感の強い方だったのかもしれませんね。
自分が担当の設備なら自分で主体的にメンテナンスしたいと思うでしょうし、めったに止められない設備なら、この際、「ついでにあれもやりたい」と言うのもありがちな話ですよね。
非定型業務なので、KY(危険予知)は作業前にやったのだろうか?
でも、仕組みの話なので、KYでは出てこないかもしれないですね。
なので、この設備の仕組みを知っている先輩などに相談していれば、作業方法や手順の話になったと思います。
そうすれば、「これ油圧が抜けると落ちるから、その方法では作業できない」と言う話になったと思いますね。
とにかく設備関係の作業は事故と隣り合わせなので、わからない事は先輩や上司に聞きましょう。
「注意一秒、怪我一生」です。
亡くなった女性のご冥福をお祈りします。

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